現在、骨折から1ヶ月経過していますが、入院中〜退院後にわたり
- 事故の時の記憶がないけど大丈夫?
- この痛みはいつまで続くの?
- 手術後の痛みは?
- 指があまり動かないけど大丈夫?
- 二の腕までのシーネ固定やギプス(ギブス)はいつ外れる?
- リハビリの痛みは?
- 風呂はいつから入れる?
- 1人でトイレできるか心配
- いつまで仕事ができない?
- 入院費が心配
など、不安や気になることが多く、「手首骨折ブログ」で検索して色々な方の体験談を読み漁っていました。
骨折の種類、病院の方針の違いで、入院期間や手術の日程など骨折後の流れは異なります。
だからこそ、色々な人の体験談が役に立つと思うので自分もブログに記していこうと思います。
1回目の記事は、事故~入院~手術前日までの記録です。
- 手首骨折ブログその2。7日目〜16日目(手術後~退院)
- 手首骨折ブログその3。17日目〜30日目(自宅療養~ギブスを外すまで)
- 手首骨折ブログその4。1ヶ月目~2ヶ月目(ギプスを外して自宅療養リハビリ期間)
- 手首骨折ブログその5。3ヶ月目~6ヶ月目(いつからジムでの筋トレ運動を再開したか~半年経過)
- 手首骨折ブログ日記その6。7ヶ月目~1年目(プレート&ボルトの抜釘と手術後の痛みについて)
- 入院中の暇つぶし、目を使わない・疲れないアプリをまとめました。耳で聞く読書やネットラジオがおすすめです!
- 骨折していても風呂に入れる防水ギプスカバー。腕周りの最大最小サイズと1人で脱着する方法を動画でご紹介。どこで買うかわからない場合はTAKUMED包帯カバーがおすすめ。
- 入院中、大部屋で布団やパジャマが暑い時に風の強い充電式ミニ扇風機で暑さ対策。お見舞い品にもおすすめ。
バイクでの単独事故から救急車、病院搬送まで(記憶がない)
2021年5月1日、友達から誘われて近場へツーリングへ行くことに。感染症のこともあるので、テイクアウトできるご飯を買って景色の良い所に行く予定でした。
コンビニで友達と合流し、走り始めること約30分程度。少し寒くなってきたので、再度コンビニに寄って上着を着て、再出発。
ここまでの記憶しかなく、次に目が覚めた時には救急車、また意識を失って次に目が覚めた時は病院でした。
救急車での記憶は「これは夢?現実?どういうこと?」とかなり混乱していたのを覚えています。事故前後の記憶は今もありません。
友達の話では、友達が前を走っており赤信号で止まってこちらの様子を見ようと振り返るとすでに転倒していたそうです。
赤信号の手前だったこともありそんなにスピードを出していたはずもなく、私の後ろを走っていた車の人の証言によると、何か轍のような物に引っかかって転倒したような感じだったそうです。 事故によるバイクの故障は、引き上げに来てくれたレッドバロン曰く、修理に10万円程かかるくらいのレベルだったとのこと。
おそらく骨折の痛みが辛くて記憶がなくなってしまっているのだと思います。入院後リハビリの人から聞いた話では、事故で入院する人の約半分は事故の時の記憶がないそうです。
転倒した場所から最寄りの病院に運ばれて応急処置、その後タクシーで指定された総合病院へ移動しました。
総合病院での検査、整復、入院まで
自宅の近くの救急搬送も受け付けている総合病院へ移動し、レントゲン、CTなどで検査を受けました。
- 右腕は「右橈骨遠位端骨折」「右尺骨茎状突起骨折」
- 左腕は「左橈骨骨頭骨折」
と診断され、右腕は骨がずれているので骨を正しい位置に戻す「整復」を行って肘下前腕部分をシーネ固定することに。
整復は、先生が手首を引っ張って骨を正しい位置に戻すという作業で、麻酔なしなのでかなり痛かったです。勝手にうめき声が出てしまいました。
整復の際に、痛み止めのブロック注射を行うこともあるようですが、リスクもあるので今回は無しで行きましょうと言われました。
左腕は肘の骨が少し欠けている程度でしたが、とても痛くこちらも肘をシーネで固定されました。つまり両腕がほとんど使えない状態です。
そしてそのまま入院となりました。
骨折入院生活1日目〜6日目(手術前日)
入院生活スタート、どちらの腕もかなり痛くちょっとしたことでも辛い日々が始まりました。
1日目~2日目
入院初日、両手が使えない状態で着脱できる洋服など持っていなかったので、病衣を借りることに。記憶が曖昧ですが、2日目まで上は元々着ていたTシャツ、ズボンだけ病衣を借りていました。
1日目~2日目の痛み
ちょっと動かすだけでも痛い状態で、枕や薄手の掛け布団さえも自分で動かすことはできません。スマホもどこかに固定すれば指先で多少操作できますが、スマホ自体を動かすのは難しい状態です。
右手は下向きにしていると浮腫んで痛くなるので、基本的に右手は上向きに
ちょっとでも動かすと痛くスプーンも使えないのでリハたいむゼリー生活
どちらの腕もシーネで固定されており、可動域が制限されている上にちょっとでも動かすとすごく痛いのでスプーンすら使えません。
看護師さんに食べさせてもらうのも嫌だったので、食事は断って差し入れしてもらったウイダーinゼリーや「リハたいむゼリー」で4日目まで過ごしました。リハたいむゼリーは初めて見ましたが、たんぱく質、ビタミン、BCAAまで豊富で結構美味しかったです。
ペットボトルを開けたり閉めたりもできないので、ストロータイプの紙パックジュースやお茶を買いだめして、ストローを看護師さんにさしてもらいそれをちまちま飲むという生活でした。
トイレの時にパンツを下ろすのも大変でリハビリパンツに
両腕ともシーネで固定されているものの、上半身を下げる形でトイレの際にズボンやパンツを下ろすことはできるのですが、とにかくちょっとでも指を使ったりするだけで激痛が走るのでズボンやパンツを下ろすのは本当に大変でした。
ゴムを伸ばすような感じでズボンやパンツを引っ張って足をくねくねさせて脱ぐみたいな感じだったのですが、パンツのゴムを引っ張る力がなく、無理に引っ張ると手に激痛が走るのでトイレに行くのが億劫でした。
また、お尻はまともに拭けないのでウォシュレット必須。無い場合は自分1人でのトイレ(大)は厳しいでしょう。
ほとんどの病院は2週間ぐらいで退院させられますが、2週間時点でもお尻を拭くのは厳しいので、自宅にもウォシュレットは必要です。片手骨折の場合はなくても大丈夫かなと思います。
看護師さんにパンツのゴムを切ってくれないかと相談したところ、リハビリパンツを使ったらいいかもと提案されてリハビリパンツを使うことに。
リハビリパンツはオムツに近いようなもので、脱いだり履いたりがしやすいように、腰部分のゴムが緩く作られており脱ぎやすくなりました。サイドを破ることもできるので、介護する人が脱がせやすいんでしょうね。
3日目~4日目
3日目~4日目は少しだけ痛みが和らぎ、それまで気にならなかったことが気になるようになりました。
3日目~4日目の痛み
1日目~2日目よりは痛くないものの、やはり枕や掛け布団を引っ張ることはできないぐらいの痛み。自分でできることはほとんどありません。
3日目からリハビリ開始、腕が攣るように
3日目から指先のリハビリが始まりました。PT(理学療法士)の方と30分ほどリハビリですが、痛くない範囲でのリハビリで会話しながら楽しく行う感じです。
しかし2日間動かしてなかったせいか、リハビリの最後の方で右腕が攣るようになり、その後3日間、頻繁に右腕の至るところが攣りました。
頭が洗えず脂でギトギト
入院してからお風呂はおろか、顔も頭も洗えない生活が続いていました。元々脂性で、髪の毛も長めなので頭全体脂でギトギト。髪全体が濡れているような見た目になっていました。
看護師さんに相談して洗髪台で頭だけ洗ってもらえることになりましたが、そこまで脂ギトギトになると1回のシャンプーでは全然脂が落としきれず、洗ってもらったもののスッキリはしませんでした。
2~3日に一回シャンプーをしてもらえるのですが、頭が脂で気持ち悪いのは、自分で髪の毛が洗えるようになるまでずっと続きました。
5日目~6日目
痛みや入院生活にも慣れてきました。
5日目~6日目の痛み
多少指を動かすのは平気になりました。しかし、ほとんど何もできません。スマホをなんとか移動できるぐらいで、持って歩いたりはできないぐらいの握力です。
左腕は結構動かせるようになってきました。
病院食を食べられるようになった
5日目になると看護師さんにも慣れてきて、食事を食べさせてもらうようになりました。4日間何も食べてなかったのでご飯はとても美味しく感じました。
6日目からは左腕でスプーンを使って食事を食べられるように。
ちなみに、病院の食事はほんと薄味なので「ふりかけ」はマジであると嬉しいです。お見舞いで絶対ハズさないのはふりかけだと思います。
片腕での歯磨きは電動歯ブラシが良い
歯磨きも看護師さんにしてもらいましたが、髪の毛と一緒ですっきりはしません。こちらも自分でできるようになるまですっきりすることはありませんでした。
ちなみに、歯ブラシを持つことができるのであれば、圧倒的に電動歯ブラシが良いです。私は退院後から使い始めましたが、不自由な片腕だけでもしっかりと磨けます。となりのベッドの方も入院を機に電動歯ブラシを買って満足していました。
私は結構高級なソニックケアを買ったのですが、身内の使っている様子や歯医者で身内がうけた評価をみる限り、楽天で圧倒的に人気のアドワンでもいいかもしれません。評価が高くて安い・・・
置くだけ充電のスマホスタンドは絶対にあったほうがいい
私は入院前から利用していたのですが、腕が使いにくいので置くだけ充電スタンドはあるとめちゃくちゃ便利になります。
スマホ立てて動画も観れます。
これ、ほんとデスクワークの人はあって損はないですよ!!仕事中置いておけば充電できるし、スタンドで立ってるので通知もわかります。
iPhoneの場合、USB Type-C ケーブルが必要になってきます。1mじゃ不便な気がするので1.8m以上のものを選びましょう。
アダプタはiPhoneのものでも使えます。
院内のコンビニに行ってお菓子を買うようになった
入院生活にも慣れて、院内のコンビニへ行ってお菓子を買うようになりました。お菓子によっては自分で開けることができないので、自分で開けれそうなお菓子を選んで買っていました。
1ベットに1台、1日100円の有料冷蔵庫がついていたのでチョコレート系のお菓子なども買いました。お菓子の小袋は歯で噛んで片手で引っ張って破る感じです。
お見舞いに持って行くなら小分け包装のお菓子が絶対にいいと思います。厚切りバームクーヘンシリーズなどは、個包装の包装が薄いビニールなので、破りやすかったです。ノーマルとチョコの2種類あれば飽きにくい。
支払いはスマホ決済だったのでなんとかなりましたが、財布だったらファスナーを開けるだけでも大変なので難しかったかもしれません。スマホは重くて持てないので、三角巾にスマホを入れて持って行く形です。交通系ICカードなんかも役立ちそうですね。スマホより軽いし。
骨折入院生活1日目〜6日目(手術前日)まとめ
骨折入院生活、6日目までは何をするにも手に痛みがあるのでとても不便でした。
集団生活や風呂に入れないなんて入院前は考えられませんでしたが、案外すぐに慣れました。
痛みはありながらも、5日目以降は痛みにも入院生活にも慣れてちょっと気楽になってきた感じです。
なので入院したばかりで痛いし何もできないことでストレスをためている方は、数日我慢すればある程度慣れると思って頑張ってください。
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